アランナが初めて国内クライミング選手権で優勝したのは12歳の頃。現在、カナダのトップ「総合」クライマーで、コンペというスポーツとしてのクライミングの発展を支えている、オリンピックで期待される第一世代の一人。アランナはバンクーバーで育ち、子供時代を山で過ごした。地元のジムは、カナダのトップライバルやコーチを生んだ場所。若いクライマーとして、アランナは温かい仲間意識とサポートからインスピレーションをここで得た。
彼女はやる気をかきたて、恐るべき脳の力を全ての作業に集中させる。トレーニングウォールにセンサーが取り付けられていようがいまいが、素早くコンペに使われるボルダーのムーブを分析したり、マウンテンバイクで最高のラインをリッピングしたりすることに、その能力が発揮される。彼女はメカトロニクス、つまりロボットを専門とするエンジニアの3代目。アランナは、いつも自分のルーツを忘れない。Climb Base 5 North Shore Youth Teamのコーチとして、若いクライマーたちを親切に指導し、若い頃に受けた支援のお返しをしている。
主な実績
- 2017年9月、カナダ、ブリティッシュコロンビア州のスコーミッシュ、チーカマスキャニオン(Cheakamus Canyon)にあるクライムド・パルス(Climbed Pulse) (5.14a)を女性として初めて登攀
- 2017年4月、重慶ボルダリング・ワールドカップにて、IFSCワールドカップの最終ラウンドを達成した最初のカナダ人女性
- 2018年9月、IFSC世界選手権でボルダリング13位、総合15位
- 総合シニア国内タイトル7個獲得(リード3、ボルダー3、スピード1)
- 2018年、機械工学の B.A.Sc.(文学・理学士号)を得てUBCを卒業
- Climb Base 5 North Shore Youth Team(旧名Edge Youth team)のクライミングコーチを担う