クライミングの1つの種目に満足することなど考えられないというデイルは、登山とスキーにおけるオールラウンドプレーヤーとして数々の功績を挙げてきた。彼の情熱は季節により異なる。岩が凍り付いた勾配に挑むのは、競技登山でも余暇の登山でも楽しい。もちろん、岩場にピッケルを打ち込むようなコンディションでも、それは変わらない。アメリカ山岳ガイド協会と国際山岳ガイド協会連盟が認定する公式ガイドとして、登山者やスキーヤーをガイドを通してサポートすることに多くの時間を費やしてきた。スイスでの山岳クライミングであっても、ロッキーマウンテン国立公園の長距離山岳ルートの登山であっても、はたまたアルバータならではの氷に覆われたルートへの挑戦であっても、新たに登山を始める人々がゴールを目指す手伝いができることに、デイルは心から幸せを感じるそうである。肩の大手術を乗り越えた彼は現在、アルプス山脈の高山ルートへの挑戦に集中し、5.13ロッククライミングへの復帰を目指している。ギリシャのカリムノス島のスポーツルートや、インディアン・クリークで砂漠の長距離クライミング、ゴーストリバーでの薄氷ウォークにデイルが挑戦する姿を目撃する日も近いかもしれない。チャレンジがどんなことであれ、山に対する彼の静かなる信念と愛情があれば、たいていの場合笑顔で成功を見せてくれることだろう。
主な実績
- アメリカで29人目の国際山岳ガイド協会連盟認定山岳ガイド(2006年)。
- 登山歴30年(いまだに現役)。
- アークテリクス アンバサダー歴 20年。
- 特技はいつどこでも最高のコーヒーをゲットすること。