テッサは、常に大自然に慣れ親しんできた。早起きの幼児だった頃、彼女は地元の森の中を走る父親の肩の上に座っていたものだ。父にならいオリエンテーリングスポーツに足を踏み入れた彼女は、歩道のない荒れ地の中、自分の進む道を探すというチャレンジを楽しんでいる。人生のほとんどを、世界中を旅し、たくさんのイギリス選手権で勝利を収めながら、オリエンテーリングを愛し、これを得意としてきた。強風のなか走るのと同じくらいのモチベーションで晴れた日を探しながら、予測できない天気のなかうまくやっている。テッサの、ランニングのシンプルさに対する深い感謝の念は、熱心さに表れている。どこであれ、フラットな路面なのか垂直に近いのか意に介さず、必ず靴ひもを結んで出掛けて行く。正しいイギリス人として、お茶を拒否したことはない（そしていつもティーバッグを2つ3つ、念のために持参している）。森から抜け出る道をナビゲートしたり、ガレ場を降りたりする以外の時間は、身体活動疫学の博士号を持つ彼女は、データを高速処理し、ケンブリッジ大学の学者として研究を行っている。

主な実績

• ブリティッシュ・オリエンテーリング・チャンピオンに7度君臨
• 2013年、世界オリエンテーリング選手権スプリント距離で5位
• 2013年、バーティカルKMワールドシリーズで3位
• 2012年、スノードン国際レースで1位