スコーミッシュで雪崩を専門とするパークレンジャーの息子として育ったジェシー・マコーリーは、意欲と、広大な景色を愛する心、険しい斜面を駆け上がり、駆け下りることへの並外れた耐性の高さを身に付けた。持久力を重視し、常に過去のパフォーマンスを更新する速度に挑戦するジェシーは、ワイルドなトラバースを夢見ている。元々はシートゥスカイのスケートボーダーだった彼はは、フリースキーヤーとして競技に参加し、ダウンヒルとエンデューロの両カテゴリーでマウンテンバイクレースに挑んでいたが、その後焦点を絞り、冬はスキー登山アスリート、夏はトレイルランナーとして活躍している。優れた肺活量と脚力を持つ彼に霊感を与えてくれるのは、コーストマウンテンの輪郭を削り取り、スキーツアーでスピーディに駆け回るのに適した広大な花崗岩や隠れた大きな壁、高山の牧草地を残してくれた小氷河期だ。ファスト&ライトな行動を基本とし、それを裏付けるようにアルパインランニングとスキー縦走で最速記録を何度か経験しているジェシーだが、ベストには全自動デジタルカメラを入れていることが多く、いつでも立ち止まってその瞬間を満喫し、写真の腕を磨きたいと考えている。鋭い観察力を持ち、ルートを見つけ、地形の特徴を覚える天性の能力がある彼。野生の環境を自由に動き回ることのできる造詣の深さから、ジェシーは、自分のスポーツがコンディションに左右され、環境の健全性と関連していることを認識している。還元する、もっと正確にいえば恩送りをする手段として、大学の授業を受け、今後の道について考え、保全の取り組みや有望なスキーモアスリートの指導に関心を抱いている。
主な実績
- 2024年、アラスカ州スワード、マウントマラソン3位
- 2023年、アルバータ州クロウズネストパス、ミノトール・スカイレース3位
- 2025年、フランス、ボーフォール、ピエラメンタ 10,329mスキー登山レース(4ステージ)12位
- 2025年、ISMFスキー登山世界選手権26位
- 2023年、FKT、ツインシスターズ(西ライオン)、Ch'ich'iyúy Elxwíknn西峰 FKT(車から車)
- 2021年、FKT、ニック・エルソンと共にタンタラスを15.5時間でフル縦走
- 2024年、FKT(スキー)、ニック・エルソンと共にブラックコムからマウントカリー縦走、8:08時間
- FKT(スキー)、ブレンダン・アームストロングと共にスピアヘッド全縦走、6:27:16時間