たとえ超過酷なレース中でも、フロリアンが笑みを浮かべていないことはほとんどない。彼がトラックやフィールドでランニングを始め、様々な距離のレースで勝利するようになり、アマーストカレッジD-IIIの学内コンペに出場。2007年に、クロスカントリー選手権で、勝利を収めた。友人たちから愛情を込めてフローと呼ばれる彼は、トラックの5000mからマラソンまで、立て続けに勝利を収めてきた。しかし、山を走り始めた時、フローの天職に出会った。彼の表現でいえば、「レースから発せられる息」という類のランニングだ。フローは、基本的なリズムと共に、急なコースへの挑戦と高山の広大な景色という完璧な背景を見つけた。それから笑顔を絶やさない。ドイツのマウンテン・ランニング・ナショナル・チームの一員として、自分のチームプレーヤーの精神とマウンテン・ランニングの孤独をシームレスに結び付けている。スカイランニングをして(そして食べて)一日を過ごすことを愛するフロー。しかし、生徒たちに自身の「フロー(流れ)」を見つけるよう刺激を与えられる、高校の英語、スペイン語、そして体育の教師という仕事にも幸せを感じている。
主な実績
- 2017年、マデイラ島の42 km/+1200のウルトラ・トレイル・マラソン2017にて1位(記録3時間24分21秒)
- 2015年スイス、ツェルマットにて、WMRA マウンテン・ランニング世界選手権の42 km/+1900の長距離部門で13位(記録3時間18分26秒)
- 2018年ポーランドにて、WMRA マウンテン・ランニング世界選手権の36 km/+2200の長距離部門で14位(記録2時間49分55秒)
- 2016年、ドイツ選手権ウルトラトレイル65 km/+1500で1位(記録4時間29分03秒)
- 2012年、ドイツ選手権ロードマラソン42 km/+0でチーム1位(記録2時間26分06秒)
- 2018年、オーストリアにて、グロースグロックナー・ウルトラトレイルKTT 50, 50 km/+2200で1位(記録4時間37分18秒)